愛南町産緋扇貝(ヒオウギ貝)について公表します
2024年02月22日更新
甘くて味が濃い、カラフルな愛南のヒオウギ貝とは
このページの目次
- ヒオウギ貝の歴史
- ヒオウギ貝の特徴
- ヒオウギ貝が育つ漁場保全事業
- ヒオウギ貝生産者の生の声
- おいしいヒオウギ貝の見分け方
- 鮮度を保つヒオウギ貝の保存方法
- みんなが作っているヒオウギ貝を使った料理や食べ方
- お土産や贈答にヒオウギ貝はいかがですか?
- ふるさと寄附金(ふるさと納税)でヒオウギ貝を受け取ることもできます
- ヒオウギ貝と同じ愛南町の特産品関連ページ
ヒオウギ貝の歴史
ヒオウギ貝は、約50年前に愛南町の由良半島で行われていた真珠養殖のいかだや網ついた稚貝を捕って、カゴに入れて育てたのが養殖の始まりと言われています。当初は、自分たちで食べるために養殖をしていましたが、2002年(平成14年)頃から販売が開始されました。
ヒオウギ貝は、1センチメートル位の稚貝になるとカラフルに100パーセント天然色で発色してきます。その色の多くは橙色(オレンジ)で7割、黄色(イエロー)と赤色(レッド)、紫色(パープル)が1割ずつです。稀に、虹色や桃色、白色などもあります。この稚貝から約1年半育てて8.5センチメートル以上になったものを出荷しています。現在、愛南漁協で販売されているヒオウギ貝は、安全・安心の取り組みとして月に1回、公的機関で貝毒の検査を行ったり、定期的に水質検査を行ったり、専門機関でプランクトンのモニタリングも行っています。
ヒオウギ貝は、全国的な統計情報がありませんが、愛南町は日本有数の生産地です。
ヒオウギ貝の特徴
ヒオウギ貝は、長太郎貝やパタパタ貝とも呼ばれている2枚貝で、水温が高く内港の静かな海が生育環境となっています。ヒオウギ貝の特徴であるカラフルな100パーセント天然色の貝殻は、外敵から身を守るためにサンゴなどの保護色に変化したという説もあります。
ヒオウギ貝は、水揚げすると約1日しか生きていられない繊細な貝です。水槽でも育成が困難と言われています。そのため、産地から遠く離れた市場には流通していない希少な貝です。
ヒオウギ貝には、脳の働きや目の働きを活発にしたり、疲労回復や免疫力を向上したりする効果などがあるタウリンが豊富です。さらに、亜鉛やビタミンB12も豊富に含まれています。
ヒオウギ貝の栄養成分は公表されていないたいめ、イタヤガイやホタテなどと同じイタヤガイ科の二枚貝であるため、イタヤガイの成分表を参考に掲載します。イタヤガイ(養殖生)の可食部100gに含まれる主要成分(食品成分データベースから引用)は以下のとおりです。その他の成分については、食品成分データベースをご覧ください。
エネルギー | 55kcal | たんぱく質 | 10.8g | マンガン | 4.9mg |
水分 | 84.9g | 脂質 | 0.8g | 亜鉛 | 6.1mg |
炭水化物 | 1.5g | ビタミンB12 | 13.0ug | マグネシウム | 74.0mg |
ヒオウギ貝が育つ漁場環境保全
「漁場環境をめぐる動き」については、水産白書に広域的な課題として「藻場・干潟の保全と再生」が掲載されています。
愛南町の水産業は、黒潮の恩恵により、急潮及び底入り潮といった自然による大きな海水交換が働いており、宇和海を巨大な養殖漁場として成立させています。
この黒潮の恩恵を受ける宇和海沿岸でも、ブルーカーボンのひとつである藻場の減少は進んでいます。この課題に対して、愛南町では水産養殖を持続可能にするために漁場環境保全事業に取り組んでいます。
ヒオウギ貝を動画でご覧ください
ヒオウギ貝の生産者や生産現場を動画でご覧いただけます。
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おいしいヒオウギ貝の見分け方
ヒオウギ貝は鮮度が落ちやすいことでも知られていますが、新鮮なものを選ぶことで長く使えるので目利きは大切です。
- 殻付きのヒオウギ貝
貝の口が少し開いているときに、指や物で貝に触れた瞬間に素早く殻を閉じようとするものは新鮮です。 - ヒオウギ貝の貝柱
こんもりと盛り上がって重量感があり、表面にツヤと透明感があるものを選びます。また、黄色みがかった飴色で身が引き締まっているものを選んでください。
鮮度を保つヒオウギ貝の保存方法
- 生の状態
冷蔵室で保存する場合は、水揚げ後2~3日以内には食べきってください。 - 冷凍で保存
冷凍で保存する場合は、急速冷凍が理想です。3日以上保存する場合は、茹でたり、蒸したりして、しっかりと加熱処理をして、容器に入れたりラップしたりして冷凍保存してください。
みんなが作っているヒオウギ貝を使った料理や食べ方
濃厚な甘さのヒオウギ貝は、刺身や酒蒸し、フライ、天ぷら、グラタン、パスタなど、いろいろな料理や食べ方があります。
- 生のヒオウギ貝を使ったもの
刺身、和え物など - 加熱したヒオウギ貝を使ったもの
焼き貝、酒蒸し、バターしょう油焼き、フライ、天ぷら、グラタン、パスタ、炊き込みご飯、ポワレ(油でカリッと焼く調理)など
外部リンク
お土産や贈答にヒオウギ貝はいかがですか?
特産品のヒオウギ貝は直売所で販売されています。連絡先は、次の関連リンクからご覧いただけます。また、ヒオウギ貝は、濃厚な甘みとカラフルな色彩のため贈答品としても大変喜ばれる貝です!
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ふるさと寄附金(ふるさと納税)でヒオウギ貝を受け取ることもできます
ふるさと寄附金(ふるさと納税)を寄附された町外の方を対象に、心ばかりのお礼として「ふるさとの香り(特産品)」をお贈りしています。その特産品の中から、ヒオウギ貝を選択していただくこともできます。また、インテリアとして、ランプシェードやフットランプなどの加工品も取り扱っています。
関連リンク
ヒオウギ貝と同じ愛南町の特産品関連ページ
真鯛、鰹、ブリ、スマ、クエ、シマアジ、岩ガキ、マガキ、真珠、鯛カツバーガー、ガンガゼウニ(ウニッコリー)、ひろめなどの特産品があります。
関連リンク
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7312
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