愛南町産九絵(クエ)について公表します
2022年01月06日更新
極上の脂で、幻の魚といわれる九絵(クエ)とは
このページの目次
- 九絵(クエ)の歴史
- 九絵(クエ)の特徴
- 安全安心で安定的な生産体制における魚病診断
- おいしい九絵(クエ)の見分け方
- 鮮度を保つ九絵(クエ)の保存方法
- みんなが作っている九絵(クエ)を使った料理や食べ方
- お土産や贈答に九絵(クエ)はいかがですか
- ふるさと寄附金(ふるさと納税)で九絵(クエ)を受け取ることもできます
- 九絵(クエ)と同じ愛南町の特産品関連ページ
九絵(クエ)の歴史
愛媛県では平成4年(1992年)からクエの研究をはじめ、2000年代初めには、卵からふ化させた稚魚を大量に安定して生産することに成功し種苗量産と配布が行われています。その稚魚から養殖業者によるクエの養殖が可能になりました。クエは約4年の養殖を経て2キログラム程度で出荷されています。
九絵(クエ)の特徴
群れを作らず、成長と共に住処を深いところへ移していくクエは、漁獲量が非常に少ないため幻の高級魚といわれています。このクエは雌性先熟の性転換を行うマハタ属の一種で、ある程度成長するまでは雌として子を産み、2kg程になると雄に性転換し始め、これ以上の大型のものはほとんどが雄になります。クエは、高タンパク低脂肪で淡泊な白身ですが極上の脂で上品な味わいが特徴です。
安全安心で安定的な生産体制における魚病診断
魚病被害の軽減を図るため、養殖魚の健康診断や魚病検査を行う魚病診断室を運営しています。この診断室は、養殖現場に非常に近く、魚類防疫士が駐在して、養殖業者に使用薬剤や投薬量などの適切な指導を行っています。
この診断室には、全国初の魚版電子カルテを導入しており、診断結果の迅速な伝達を可能にすることによって、疾病に対する早期対策が可能となり、魚病被害の軽減、薬剤使用量の低減が図られ、安心安全で安定的な生産体制を構築しています。
漁場環境保全事業による持続可能な漁場
「漁場環境をめぐる動き」については、水産白書に広域的な課題として「藻場・干潟の保全と再生」が掲載されています。
愛南町の水産業は、黒潮の恩恵により、急潮及び底入り潮といった自然による大きな海水交換が働いており、宇和海を巨大な養殖漁場として成立させています。
クエの養殖を行い黒潮の恩恵を受ける宇和海沿岸でも、ブルーカーボンのひとつである藻場の減少は進んでいます。この課題に対して、愛南町では漁場環境保全事業に取り組んでいます。
おいしい九絵(クエ)の見分け方
クエは適切な処理をされた新鮮なものを選ぶことでより長く日持ちするので、目利きは大切です。
- クエの切り身
クエの切り身を選ぶときは、透明感のある白身にうっすらと脂が見えるものを選びます。身に霜降りのような白い“サシ”が入っているものはうま味が濃厚です。 - クエ丸ごと一尾
クエを選ぶときは、目が澄んでいて体全体に張りと艶があり丸くふっくらし、体表に透明感のあるぬめりがあるものが新鮮です。
鮮度を保つ九絵(クエ)の保存方法
- クエの切り身
基本的にクエの切り身を入手した後は、できるだけ早く冷蔵庫へ入れます。その際、忘れてはならないのは、クエの切り身を市販のパックから取り出し、水気をしっかり拭き取り、1切れずつラップに包んでから、保存袋に入れて冷蔵保存します。
すぐに食べない場合は、冷凍保存しますが、クエの切り身を市販のパックのまま冷凍庫に入れるのは避け、ボウルに水と氷を入れ、切り身を1切れずつくぐらせてからラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫に保存すれば、2週間ほどは美味しく保存できます。 - クエの刺身
クエを刺身にした場合は、基本的に当日に食べ切るのが基本です。しかし、クエの刺身が余った場合には、昆布じめにすることで2日~3日程度日持ちし、美味しく食べることができます。 - クエ丸ごと一尾
クエ丸ごと一尾を一度に食べ切れない場合は、身をすべて切り身にして、上記の「クエの切り身」の保存方法により保存するほか、クエの西京漬けなどにして保存しておけば、食べたいときに取り出して食べられます。
みんなが作っている九絵(クエ)を使った料理や食べ方
コラーゲンたっぷりのクエは、クエ鍋や刺身、唐揚げなど、いろいろな料理や食べ方があります。
- クエのアラを使ったもの
アラ汁、みそ汁、煮つけ、兜煮、うろこの素揚げなど - クエの身を使ったもの
刺身、焼き魚、照り焼き、煮魚、しゃぶしゃぶ、唐揚げ、お寿司など
外部リンク
お土産や贈答に九絵(クエ)はいかがですか
特産品のクエは直売所で販売されています。連絡先は、次の関連リンクからご覧いただけます。また、クエは幻の高級魚であることから贈答品としても大変喜ばれる魚です。
関連リンク
ふるさと寄附金(ふるさと納税)で九絵(クエ)を受け取ることもできます
ふるさと寄附金(ふるさと納税)を寄附された町外の方を対象に、心ばかりのお礼として「ふるさとの香り(特産品)」をお贈りしています。その特産品の中から、クエ(クエ鍋、クエ焼き造り等)を選択していただくこともできます。
関連リンク
関連リンク
九絵(クエ)と同じ愛南町の特産品関連ページ
真鯛、鰹、ブリ、スマ、岩ガキ、マガキ、ヒオウギ貝、真珠、鯛カツバーガー、ガンガゼウニ(ウニッコリー)、ひろめなどの特産品があります。
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7312
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