愛南町産海藻の広布( ひろめ )について公表します
2022年03月31日更新
シャキツル食感で、おいしい希少な海藻 ひろめ とは
このページの目次
- 広布( ひろめ )の歴史
- 広布( ひろめ )の特徴
- ブルーカーボンと広布( ひろめ )
- おいしい広布( ひろめ )の見分け方
- 鮮度を保つ広布( ひろめ )の保存方法
- みんなが作っている広布( ひろめ )を使った料理や食べ方
- お土産や贈答に広布( ひろめ )はいかがですか?
- 広布( ひろめ )と同じ愛南町の特産品関連ページ
広布( ひろめ )の歴史
ひろめ は、愛南町の沿岸部に自生している大型の海藻ですが、愛南町では平成27年から ひろめ の養殖を行っています。
愛南町では、真珠の生産が盛に行われています。この真珠の生産の過程で行われている真珠母貝養殖との複合養殖可能な新養殖品種として ひろめ の養殖が行われるようになりました。 ひろめ の養殖は、真珠母貝養殖の繁忙期以外での筏の利用が可能であり、温暖な宇和海の海域に自生しているので海域との適正があり、2枚貝との餌の競合がないということで行われています。
広布(ひろめ)の特徴
ひろめ は関東から九州までの太平洋沿岸に生育している大型の海藻で大きくなると1mを超えるものもあり、味はワカメに似て厚みがありシャキっとした食感で、ツルっとしたのど越しが特徴です。漢字では、比呂米と書くこともあるようです。
ひろめ は、鮮度が落ちやすく水揚げされる時期も2月から4月と短く比較的暖かい海域に自生するため、産地から遠く離れた市場には流通していない希少な海藻です。
ひろめ は、食物繊維が豊富で血糖値の急激な上昇を抑え、腸の働きを促し、新陳代謝を促進する効果があり低カロリーです。
ひろめ の栄養成分は公表されていないたいめ、わかめの近縁種であるため、わかめの成分表を参考に掲載します。わかめ/原藻/生の可食部100gに含まれる主要成分(食品成分データベースから引用)は以下のとおりです。その他の成分については、食品成分データベースをご覧ください。
エネルギー | 24kcal | たんぱく質 | 1.9g | カリウム | 730mg |
水分 | 89.0g | 脂質 | 0.2g | カロテン | 930ug |
炭水化物 | 5.6g | 食物繊維 | 3.6g | ビタミンK | 140ug |
ブルーカーボンと広布( ひろめ )
愛南町では、漁場環境保全事業によりブルーカーボン(海のCO2吸収源)の保全と再生に取り組んでいます。そのひとつとして ひろめ などの海藻類の養殖によるブルーカーボンの拡大を推進しています。海藻類の養殖は、人工的に餌を与える必要がなく、光合成により二酸化炭素を吸収するためブルーカーボンとしてカーボンニュートラル達成への寄与が期待されています。
おいしい広布( ひろめ )の見分け方
ひろめ は鮮度が落ちやすいため、新鮮なものを選ぶことで長く使えるので目利きは大切です。
- 生の ひろめ
茶褐色で透明感のあるものが新鮮です。生での保存は難しいため、なるべく早く次の保存方法により保存期間を延ばすことをおすすめします。
鮮度を保つ広布( ひろめ )の保存方法
- 塩漬けの状態
塩漬けにして冷凍室で保存することで、約1年間食べることができます。塩漬けの方法は、ひろめ の保存方法をご欄ください。 - 冷凍で保存
冷凍で保存する場合は、急速冷凍が理想です。冷凍保存することで約1カ月食べることができます。冷凍の方法は、ひろめの保存方法をご覧ください。 - 乾燥で保存
乾燥させてチャック付きの袋で保存することで約1年間食べることができます。乾燥の方法は、ひろめ の保存方法をご覧ください。
外部リンク
みんなが作っている広布( ひろめ )を使った料理や食べ方
シャキツル食感の ひろめ は、みそ汁、煮つけ、天ぷら、塩ゆでなど、いろいろな料理や食べ方があります。
- 湯通しした ひろめ を使ったもの
みそ汁、煮つけ、天ぷら、塩ゆで、和え物など
外部リンク
お土産や贈答に広布( ひろめ )はいかがですか?
特産品の ひろめ は産直市場等で期間数量限定で販売されています。ひろめ は、収穫期間も短く、数量の少ない海藻なので見つけたら迷わず購入しましょう。
関連リンク
広布( ひろめ )と同じ愛南町の特産品関連ページ
真鯛、鰹、ブリ、スマ、クエ、クロマグロ、シマアジ、岩ガキ、マガキ、ヒオウギ貝、真珠、鯛カツバーガー、ガンガゼウニ(ウニッコリー)などの特産品があります。
関連リンク
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7312
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