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南海トラフ地震臨時情報についてお知らせします

南海トラフ地震臨時情報とは

南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖までの南海トラフ沿いのプレート境界でおおむね100年から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。
過去の事例では、想定される震源域の東側半分の領域で大規模地震が発生し、時間差を持って、残り半分の領域でも大規模地震が発生したことがあるほか、東側と西側で同時に地震が発生したこともあります。

南海トラフ地震臨時情報(以下、「臨時情報」とする)は、南海トラフ全域を対象に地震発生の可能性の高まりについてお知らせするもので、想定震源域内で大規模地震や地殻変動など異常な現象が観測された場合に、気象庁より発表されます。

臨時情報が発表される「異常な現象」とは

臨時情報が発表される異常な現象には、「半割れケース」「一部割れケース」「ゆっくりすべりケース」の3通りがあります。

半割れケース

南海トラフ地震の想定震源域内のプレート境界においてモーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生した場合
(図:内閣府「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応ガイドライン」より)

一部割れケース

南海トラフ地震の想定震源域内のプレート境界においてモーメントマグニチュード7.0以上8.0未満の地震が発生した場合
(図:内閣府「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応ガイドライン」より)

ゆっくりすべりケース

ひずみ計等で有意な変化として捉えられる、短い期間にプレート境界の固着状態が明らかに変化しているような通常とは異なるゆっくりすべりが観測された場合
(図:内閣府「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応ガイドライン」より)

臨時情報の種別

臨時情報は、情報の受け手が防災対応をイメージし適切に実施できるよう、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」等の防災対応等を示すキーワードを付けて発表されます。

臨時情報発表の流れ

(図:内閣府「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応ガイドライン」より)

臨時情報が発表された場合の防災対応

臨時情報が発表された場合、国や県・市町村などから住民へ後発地震に備えるよう呼び掛けがあります。

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表された場合

気象庁が、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表した場合、町は災害対策本部を設置し、国や県の指示により、以下の地域に避難情報(避難指示または高齢者等避難)を発令します。

事前避難対象地域
地域 住民事前避難対象地域
(避難指示発令区域)
高齢者等事前避難対象地域
(高齢者等避難発令区域)
内海地域 網代、魚神山、油袋、家串、平碆 須ノ川、柏、柏崎

御荘地域

-
馬瀬の一部(僧都川と蓮乗寺川の間にある地域)、防城成川、赤水、高畑、尻貝、奥の谷、中の谷、高手、灘前、左右水、猿鳴

城辺地域
脇本、中玉、大浜、柿の浦、敦盛、岩水、垣内、東浜、中組、西浜、鼻前、鯆越、古月、日土、大寿浦、真浦、西真浦、新浦
-
一本松地域 満倉 -

西海地域
越田、弓立、小浦、樫月、船越、久家、下久家、樽見、大成川、小成川、福浦、麦ケ浦、武者泊、外泊、中泊、内泊
-

(注)この事前避難対象地域は、国の「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応ガイドライン【第1版】」(令和3年5月(一部改定):内閣府(防災担当))や愛媛県の「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応の検討に係る事前避難対象地域の設定に関する県指針」(令和元年10月:愛媛県)に基づき30センチメートル以上の津波浸水が、地震発生から30分以内に生じる地域を基本に定めたもので、今後、発令する避難情報も含めて見直しをする可能性があります。

関連ファイル

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒/巨大地震注意)が発表された場合

すぐに避難の必要のない方は、日常生活を行いつつ、日頃からの地震への備えの再確認やできるだけ安全な防災行動をとり、後発地震に注意した行動を取ることが重要です。

  • 迅速な避難体制・準備
  1. 防災ハザードマップで、地震、津浪土砂災害等どのような危険が想定されるかを確認する
  2. 安全な避難場所、避難経路等を確認する
  3. 家族との安否確認手段を決めておく
  4. 非常用持出品(食料、水、常備薬、懐中電灯、携帯ラジオ等)を、就寝時でもすぐに持ち出せるように準備する
  5. すぐに逃げられる服装で就寝する
  6. 出入口に避難の支障となる物を置かない
  7. 耐震性が低い建物や、土砂崩れや津波浸水の恐れがあるところには、できるだけ近づかない
  8. 倒壊危険性のあるブロック塀等には近づかない
  9. 屋内のできるだけ安全な場所、安全な部屋で生活する
  10. がけ崩れの恐れがある地域では、がけに近い居室で寝るのを控える
  11. 耐震性が低い建物や土砂災害のリスクが高い地域の住民で、不安がある場合に避難できる安全な知人宅、親戚宅等を検討する
  • 家具類の転倒及びガラス飛散防止対策など室内の対策
  1. 窓ガラスの飛散防止対策をする
  2. タンス類・本棚の転倒防止対策をする
  3. キャスター付きの収納、ベッド等を固定する
  4. テーブル・椅子のすべり防止対策をする
  5. テレビをテレビ台に固定し、テレビ台のすべり防止対策をする
  6. 食器棚の転倒・ガラス扉の飛散・引き出しの飛び出し防止対策をする
  7. 冷蔵庫の転倒防止対策をする
  8. 電子レンジの落下・すべり防止対策をする
  9. ベッド頭上に物を置かない
  10. 高い場所に物を置かない
  • 出火や延焼の防止策
  1. 火災警報器の電池切れがないことを確認する
  2. 不要な電気機器等の使用を控え、コンセントのプラグを抜く
  3. コンロやストーブの周囲に燃えやすい物を置かない
  4. 消火器を取りやすい場所に置く
  5. プロパンガスのボンベを転倒しないよう固定する
  6. 漏電遮断器や関心ブレーカー等を設置する
  • 地震発生後の避難生活の備え
  1. 水や食料の備蓄を多めに確保する
  2. 簡易トイレを用意する
  3. 携帯ラジオや携帯電話の予備バッテリー等を準備する
  • 可能な限り日常生活を継続

パニックに陥ることなく、冷静に日常生活を送ってください。次の行動は大きな混乱を招きますので絶対にお止めください。

  1. 食料品や生活必需品等の買い占め
  2. SNS等における悪質なデマや根拠のない噂などの拡散

関連ファイル

南海トラフ地震リーフレットPDFファイル(2530KB)

関連リンク

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このページの情報発信元
担当部署:消防本部防災対策課
愛南町蓮乗寺473番地
電話番号:0895-72-0131

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