肥料価格高騰対策事業についてお知らせします
2023年06月08日更新
愛媛県農業再生協議会において、春肥の募集が開始されました。(締切令和5年7月28日)
世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰していることから、海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用を進めるための取り組みを行う農業者に対し、肥料コスト上昇分の一部を支援することを通じて、農業経営に及ぼす影響を緩和するための事業を実施しています。
1.対象となる肥料
【秋用肥料】令和4年6月から令和4年10月までに注文し、購入または購入することが確実であり、秋用肥料として使用するもの
【春用肥料】令和4年11月から令和5年5月までに注文し、購入または購入することが確実であり、春用肥料として使用するもの
(注)注文時期が分かるもの(注文票)に加え、請求書または領収書が必要です。
2.支援の内容
化学肥料低減の取り組みを行った上で、前年度から増加した肥料費(肥料上昇分)について、その7割を国、1割を愛媛県の支援金として交付します。
また、国の支援金の採択を受けた取組実施者の計画に参加した販売農家に対して、肥料上昇分の2割を町の補助金として交付します。
国の支援金=(当年の肥料費-昨年の肥料費)×0.7
県の支援金=(当年の肥料費-昨年の肥料費)×0.1
町の補助金=(当年の肥料費-昨年の肥料費)×0.2
(注)昨年の肥料費は、当年の肥料費を係数(国が定める価格上昇率と使用量低減率)で割って算出されます。
(注)県の支援金の交付を受けるためには、愛媛県が推奨する化学肥料の低減メニューに取り組む必要があります。
3.化学肥料の低減
以下の取り組みメニューのうち、2つ以上に取り組むことが必要です。
ア 土壌診断による施肥設計 〇県推奨
イ 生育診断による施肥設計 〇県推奨
ウ 地域の低投入型の施肥設計の導入
エ 堆肥の利用 〇県推奨
オ 汚泥肥料の利用(下水汚泥等)
カ 食品残渣など国内資源の利用(エとオ以外)
キ 有機質肥料(指定混合肥料等を含む)の利用
ク 緑肥作物の利用
ケ 肥料施用量の少ない品種の利用
コ 低成分肥料(単肥配合を含む)の利用
サ 可変施肥機の利用(ドローンの活用等も含む)
シ 局所施肥の利用(側条施肥、うね立て同時施肥、灌注施肥等) 〇県推奨
ス 育苗箱(ポット苗)施肥の利用
セ 施肥量・肥料銘柄の見直し(ア~スを除く)
ソ 地域特認技術の利用
4.申請手続き
(1)国および県の支援金
【申請者】 取組実施者:5人以上の農業者の組織する団体等(JA、肥料販売店等)
(注)申請手続きの可否については、現在御利用の肥料販売店等にお問い合わせください。
【申請先】 愛媛県農業再生協議会(県再生協)
【申請期限】取組実施者から県再生協への計画承認申請
秋肥:終了
春肥:令和5年7月28日(金曜日)
【申請様式】愛媛県ホームページへ電子データを掲載
(2)町の補助金
【申請者】 愛媛県農業再生協議会肥料価格高騰対策事業業務方法書に定める採択を受けた取組実施者(JA、肥料販売店等)
【補助対象者】国の肥料価格高騰対策事業に参加した販売農家のうち、町内に住所または主たる事務所を有する者
【申請先】 愛南町(農林課)
【申請期限】町長が別に定める日
【申請様式】対象の取組実施者へ申請書類一式を郵送します。(愛南町ホームページでも電子データを掲載)
(様式第1号)愛南町肥料価格高騰対策支援事業費補助金交付申請書(19KB)
(別紙)参加者名簿(12KB)
(様式第2号)愛南町肥料価格高騰対策支援事業費補助金交付請求書(19KB)
5.関連リンク
詳しくは、愛南町役場農林課にお問い合わせください。