果樹カメムシ類の生態と防除についてお知らせします
2026年05月25日更新
町特産の柑橘類をはじめ、多くの果樹に甚大な被害をもたらす「果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシなど)」が、西日本で多く発生しています。特に愛南町では平年に比べ、著しく多くなっています。
カメムシ類は山林から一斉に果樹園に飛来するため、発生を予測することが難しく、初期の防除が極めて重要です。大切な作物を守るため、生態を理解し、早期発見・早期防除に努めましょう。
果樹カメムシ類の生態と特徴
愛南町で特に注意が必要なのは、主に以下の3種類です。
チャバネアオカメムシ
特徴: 体長約11mm。背中(翅)が茶色で、体は鮮やかな緑色。
生態: スギやヒノキの実を餌にして増殖し、果樹園へ飛来します。
ツヤアオカメムシ
特徴: 体長約15mm。全体に強い光沢(ツヤ)のある鮮やかな緑色。
生態: 近年、暖冬の影響などにより越冬数が増加傾向にあります。夜間の光に強く引き寄せられます。
クサギカメムシ
特徴: 体長約15mm。暗褐色(斑点模様の茶色)。古い納屋などの家の中で越冬することが多い。
被害内容
成虫が果実に針を刺して吸汁します。被害に遭った果実は、落果したり、内部がスポンジ状に乾燥して商品価値がなくなったりします。外見からは被害が分かりにくく、収穫時に発覚することも多いため注意が必要です。
防除のポイント(対策)
果樹カメムシ類は移動性が高いため、「地域一斉での早期防除」と「見つけ次第の対策」が基本となります。
1. 園地の見回り(見張りの強化)
果樹カメムシ類は、局地的に飛来し被害をもたらすことがあるので、定期的に園地を見回り、早期発見に努めましょう。
特に山間部や山沿いの園地は被害を受けやすいので注意してください。
果樹カメムシ類は夜行性で、日没直後に園地に飛来し翌朝飛び去るため、夕方や早朝には木を揺らすなどして、見落としがないか確認してください。
園地周辺のスギ・ヒノキ林の結実状況や、近隣の発生情報に注意を払いましょう。
2.薬剤による防除(適期散布)
果樹カメムシ類の飛来を確認したら速やかに薬剤防除を行ってください。
園地への飛来は曇天で夜温があまり下がらない日の日没30分後から3時間後に多くなるので、防除はそれが予想される日の夕方が効果的です。
カメムシ類は一度防除しても、別の群れが次々に飛来することがあります。効果の持続期間を考慮し、発生が続く場合は定期的な追加散布が必要です。
(注)薬剤を使用する際は、必ず最新の農薬登録情報を確認し、使用基準(希釈倍数、収穫前前日数など)を厳守してください。
3.防虫ネットの展張
可能であれば、園地への侵入を防ぐために防虫ネット(多目的ネット:目合い4mm)を展張することも物理的な防除として有効です。
(注)詳しくはJAえひめ南、南宇和営農センター、愛媛県愛南農業指導班にお問い合わせください。
関連リンク
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7311

