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南宇和高校で総合的な探究の時間最終発表会が行われました

令和5年2月16日(木曜日)に御荘文化センター大ホールで、南宇和高校の1・2年生の生徒が取り組んでいる総合的な探究の時間についての最終発表会が行われました。

発表会の概要

愛南町における様々な地域課題について取り組む総合的な探究の時間では、農林業分野、水産業分野、文化・商工観光業分野、防災・まちづくり分野、地域医療・教育・福祉分野の5つの分野で分かれ、1年を通してグループごとに課題研究に取り組みます。
そして、最終発表会には各分野で特に評価された1グループずつ(計5グループ)が参加でき、御荘文化センター大ホールでコンソーシアム委員をはじめとする審査員の方々や関係機関、南宇和高校生徒たちの前で発表しました。

農林業分野「河内晩柑を救うヒーローたち」の発表

農林業分野からは、「河内晩柑を救うヒーローたち」グループの安田亜侑香さん・山田愛加さん・埜下幸來さん・幸田夏輝さん・山﨑莉玖さん・久德航大さんが『河内晩柑栽培の課題解決に向けて~未来につなぐ低樹高化への道~』のテーマで発表しました。
このグループでは、柑橘栽培における生産者の高齢化に伴う生産力の低下や離農といった課題解決に向けて、樹高が高いことや樹と樹が密植していることが作業の負担になっている点に注目し、低樹高化の有効性を証明して生産者に伝える目的のもと研究に取り組んできました。ドローンを使って上空から園地を撮影して密植状態の確認をしたり、樹高が高い樹と低い樹で収穫にかかる時間を計測・比較するなど、低樹高化における作業の効率性について実際の数値で証明できるようなデータ集めに取り組みました。

発表会を終えて

発表会の最後には審査員特別賞の発表があり、文化・商工観光分野「みんしゅクン」グループの愛南町民宿マップ作成についての発表が選ばれました。
他にも、水産業分野「Fish Labo」グループの音が魚に与える影響についての研究や、防災・まちづくり分野「施設を活用し隊」の南海トラフ大震災害後の地域交流の場の活用方法についての研究、地域医療・教育・福祉分野「子育て応援隊」の妊婦にやさしい町づくりについての研究の発表があり、どれも生徒たち独自の視点で研究された素晴らしい発表でした。