【生産量県内一】愛南町産ブロッコリーの出荷が本格化しています
2023年01月23日更新
愛媛県内一の生産量を誇る愛南町産のブロッコリーが集荷~出荷される様子を、JAえひめ南南宇和営農センターの野菜集荷場で取材しました。
愛南町産ブロッコリー出荷の特色
10月~2月にかけて出荷される「夏まき(7~8月植え)」のブロッコリーは、愛南町では1月中旬頃~2月に出荷のピークを迎え、取材日(令和5年1月12日)には1,420kgのブロッコリーが集荷場から出荷されました。
また出荷の際に愛南町では、より鮮度を保った状態で納品先に出荷するために段ボールではなく発泡スチロールを使用し、氷も一緒に箱詰めしています。これは町の基幹産業である漁業との連携があってできる手法で、ほかの地域では見られない光景です。
出荷までの流れ
1.【生産者からの持ち込み】
軽トラックいっぱいのブロッコリーが
続々と集荷場に運び込まれます。
2.【茎・葉を整える】
茎:花蕾の先端から16cm程で切る
葉:おおむね4枚を残す
3.【選別】
人の目で、サイズ・等級・腐りを見極めて選別します。
花蕾の黄色い部分は花が咲き始めている部分で、
これが少ないものに良い等級が付けられます。
4.【箱詰め・出荷】
出荷サイズごとに決められた数量(16~28個)を箱に
並べ、鮮度を保つため上から氷を流し込みます。
そのまま梱包して納品先に出荷されます。
今年の出荷量について
集荷場での令和4年9月~12月末にかけての出荷量は36,675kgで前年とほぼ同じですが、年明けの令和5年1月1日~15日まででは前年同時期よりも4,950kgも多く出荷されており、今後も大きな天候被害等がなければ2月末にかけて前年よりも多い出荷量になる見込みだそうです(JAえひめ南南宇和営農センター調べ)。