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枳実(きじつ)用の未成熟果の収穫についてお知らせします

柑橘類の収穫といえば、愛南ゴールド(河内晩柑)の黄色や温州ミカンのオレンジなど、青々とした葉っぱの中にある、綺麗に色づいた果実を思い浮かべませんか。

実は、果実が成熟する前の状態で収穫する方法があり、愛南町内のえひめ南農協ではその未成熟果のことを「青切(あおぎり)」と呼んでいます。青切は7月から8月初旬にかけて収穫され、枳実(きじつ)という名前で漢方薬の原料として利用されます。

枳実が実っている画像

枳実(きじつ)とは

キャリーに詰められた枳実

ダイダイやハッサク、甘夏といった柑橘の小さな未成熟果のことで、乾燥させて様々な漢方薬に使用されます。
愛南町では主に甘夏が収穫されており、令和2年度の南宇和柑橘選果場での出荷量は約4トンでした。

小話

枳実は中の実もほとんど形成されておらず、皮の綿だけが詰まっているような状態です。
取材のため少し食べてみましたが、味はほぼ無いに等しく、柑橘の香りが少しと、味わって食べれば苦みやエグさが感じられる程度でした。

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担当部署:農業支援センター
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