令和2年度柑橘学習会・遠隔授業を行いました
2021年02月25日更新
柑橘学習会は、町内の保育所や幼稚園を対象に毎年2月ごろに開催しており、本町農業の中核を担う柑橘栽培について学習活動を行うことで、柑橘への知識を深めるとともに、子どもたちに農業に対する興味と親しみを持ってもらうことを目的としています。
今年度は2月4日(木曜日)に緑、御荘で、2月5日(金曜日)に家串、城辺の各保育所で行いました。様々な柑橘の味比べや、自分の顔より大きな柑橘を持ってみるなど、見聞きするだけでなく、実際に触れて違いを感じたり、新たな発見をしたりと楽しく勉強をしました。
また、2月10日(水曜日)にはテレビ会議システムを活用した遠隔授業を柏小学校で行いました。リアルタイムで中継するため、学校に居ながら現地で見学をしているような授業になりました。
柑橘学習会
今年度用意できた柑橘は愛南ゴールドや温州みかんなどを含めて15種類もあり、全て愛南町で実際に植えられています。収穫が早い順番から紹介していき、食用可能なものは味比べとして食べて、匂いが特徴的なものは香りを体験してもらいました。
試食・試飲など
用意した柑橘で試食が可能なものの中に、愛媛県の育成品種の「媛小春」があります。見た目がレモンのように黄色いため酸っぱそうなイメージがありますが、実はとても甘くておいしいため園児たちは見た目とのギャップに驚いていました。
また、時期は少し早いですが愛南ゴールド(河内晩柑)の生搾りジュースの試飲も行いました。園児からは「甘くておいしい」といった感想もあり、何度もおかわりする子もいて大人気でした。
なーしくんと一緒に勉強会
今年度の柑橘学習会には、なーしくんがゲスト参加しました。頭に被っている愛南ゴールドについて一緒に勉強したり、講師が出題するクイズに正解したご褒美としてお土産をプレゼントしました。
最後にはみんなで記念撮影を行うなど、園児たちとたくさんふれあいました。この学習会を通して柑橘に興味を持ってもらえると同時に、楽しいひとときとなったようです。
遠隔授業
緑地区にある吉田農園と愛媛CATV愛南局のご協力のもと、遠隔テレビ会議アプリのZOOM(ズーム)を使った柑橘の遠隔授業を柏小学校で行いました。
吉田農園の園地や倉庫をリアルタイムで中継し、普段の作業についての説明や愛南ゴールドにまつわるクイズの出題などで児童たちを楽しませていました。「一本の木に果実が何個まで実るか」といったクイズでは、正解の個数が児童の予想を超えていたため驚きの声があがり、意外と知らない愛南ゴールドのお話について勉強しました。
みかん博士になろう
遠隔授業が終わった後は、南予地方局の越智専門員によるみかんについての講話がありました。
花の色や咲く時期や、みかんはどこを食べたら甘いのかなど、非常にためになる知識を児童たちに披露しました。座学でしっかり勉強した後は、実際にみかんの糖度を調べて、本当に食べる場所によって甘さが違うのか実験するなど、遊び心満載の講話となりました。
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7311