介護サービス相談員派遣事業についてお知らせします

2024年09月12日更新

愛南町介護サービス相談員派遣事業の概要

事業の目的

本事業は、介護サービスの提供の場を訪ね、サービスを利用する方またはその家族等の話を聞き、相談に応じるなどの活動を行う者（介護サービス相談員）の登録を行い、申し出のあった介護サービス事業所に派遣することにより、利用者等の疑問や不満、不安の解消を図るとともに、派遣を受けた事業所における介護サービスの質的な向上を図ることを目的としています。

愛南町介護サービス相談員派遣事業実施要綱

介護サービス相談員の選定と登録等

介護サービス相談員は、事業活動の実施にふさわしい人格と熱意を有する町民の中から選定し、一定水準以上の研修を受けた方を介護サービス相談員として登録することとしています。愛南町では任期を特に定めていません。
なお、介護サービス相談員は、相談業務を通じて知り得た秘密を他に漏らしてはならず、その旨を宣誓書に記入し、事務局（高齢者支援課）に提出しています。このことは、職を退いた後も同様となっており、秘密は守られます。　

（注）現在、介護サービス相談員が不足しており、今後募集予定です。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

研修の実施

新任の介護サービス相談員については、「介護相談・地域づくり連絡会」が実施する研修（40時間）や実地研修を受講した上で、介護サービス相談員として登録されます。また、愛媛県が主催する介護相談員現任研修等を受講するなどして、介護サービスの質的向上を目的とした研修にも参加しています。

サービス事業所への訪問について

受け入れ事業所の決定
受け入れ事業所については、事前の希望調査を基に事務局が決定します。手続きとしては、受け入れを希望する介護サービス事業所から「愛南町介護サービス相談員派遣申出書」の提出を受け、事務局が送付する「愛南町介護サービス相談員派遣事業実施決定通知書」をもって、派遣事業所の決定となります。
介護サービス相談員の活動内容
介護サービス相談員が派遣事業所に訪問するにあたっては、1人または2人を単位として活動します。活動回数は、派遣先として決定した介護サービス事業所に対して1週間から2週間に1回程度を目安として訪問し、1回当たりの活動時間は2時間程度となっています。また、原則として同一事業所の活動期間は1年以内とし、訪問日程は、介護サービス護相談員と派遣事業所との間で、その都度の調整とさせていただきます。
訪問先での介護サービス相談員の活動内容は、主に次のようなものが挙げられ、サービス提供等に関して気付いたことや提案等がある場合には、原則、連絡会を通じて派遣事業所にお伝えします（ただし、本人から伝えないでほしい旨の要望があった場合等、お伝えすることを控えさせていただく場合もあります）。

利用者またはその家族の話を聴き、相談に乗ること
派遣事業所の行事に参加すること
介護サービスの現状把握に努めること
施設長（または管理者）や職員と意見交換すること

活動内容の報告
介護サービス相談員は、派遣先での活動について「介護サービス相談員施設訪問報告書」に随時記録し、事務局に報告します。事務局は、「介護サービス相談員施設訪問報告書」の内容を派遣事業所に伝えるなど双方の意見の調整役を担うことで、これらの解消を図るとともに、日常生活全般のサービスの質的な向上を図ります。
介護サービス相談員連絡会の開催
事務局は、介護サービス相談員と派遣事業所と事務局との連絡会や介護サービス相談員と事務局との連絡会を適宜開催します。連絡会では、本事業に関する連絡調整、派遣事業所の様子や相談事例の報告、意見交換やこれらに対する検討を行います。