「なーしくん」誕生秘話
2015年03月09日更新
昔々、愛南町御荘菊川に、かわうその楽園「かわうそ村」がありました。「かわうそ」たちは、それはそれは、仲よく暮らし、地域住民(人間)たちとも仲良くしていました。
ある年、「かわうそ村」の村長に、とても元気で、かわいらしい男の子(オス)が生まれました。名前は、人間たちにも愛されてほしいという思いから、地域住民が口癖のようにいろんな言葉の語尾に付けていた「なーし」という方言をとり、「なーしくん」と名付けられました。
愛南町のお年寄りは、「よう来たなーし」とか「あのなーし」という言葉を良く使っています。この言葉には、お客さんを温かく迎え入れてくれる、住民のお接待の心がこもっています。
村長は仲間に、「この子は、将来、このかわうそ村を背負って立つ男だ。これからも、人間たちと、仲良く共存していかなければならない。そのためにも、もっと広い世界に出て、人間社会の様子など、いろんな見聞を深め、多くの友人を持たなければならない。」と言いました。
まだまだ幼い「なーしくん」は、時に厳しく、時にやさしいお父さんである村長のいう事を聞き入れました。
「分かりました。僕は、今から自分を成長させる旅に出ます。生まれ故郷の愛南町のことも、まだまだ分からないことが多いけれど、みんなの中に飛び込んで、教えてもらいます。そして、そこで得た知識を、将来のかわうそ村、愛南町のために役立てます。」
いよいよ、旅立ちの日がやってきました。お母さんは、荷物を入れる前掛けを作って、持たせてくれました。「体に気をつけるんだよ」といって、お母さんは、「なーしくん」を強く抱きしめました。気のせいか、おかあさんの目には、涙が流れているように見えました。
そして、村長は、「なーしくん」に、真珠の首飾りを渡しました。
村長は、「いいか、この首飾りこそ、愛南町のかわうそ村の者であることの証だ。辛い時は、この首飾り見て、かわうそ村のみんなことを思い出せ。」といいました。
村のみんなは、おしゃれな帽子を作ってくれました。愛南ゴールドを模ったデザインです。村のみんなは、「外の世界は、日差しがきついから、これを被っていきなさい。」といって、素敵な帽子をプレゼントしてくれました。
「ありがとう。みんな、じゃあ!いってきます。」
さあ、いよいよ、「なーしくん」の大冒険の旅が始まります!いったい、これから、どんな出会いや感動が待っているのでしょうか?
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7315
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