若宮神社狛犬一対
町指定文化財 工芸品
中浦の若宮神社に奉納されている焼物製の狛犬である。高さ80センチメートル横幅35センチメートル、前後幅60センチメートル、双方ともに前足部分が10センチメートルほど失われている。
製作は江戸期と思われるが、詳細は不明である。長い間、戸外に置かれていたため、かなり傷みがみられる。体は酸化銅を使った釉薬により深い緑色に、たてがみと尾は酸化鉄の釉薬で黄茶色に色付けされていて、釉薬も鉛白を主に使ったものと思われる。
像の造りが肉厚であることと、焼成温度が低いことにより像の内部の粘土は焼きしまっていない。
狛犬の阿吽の表情や、体たい躯くの筋肉の盛り上がり、たてがみや尾など、その造りは細かく丁寧である。陶製の狛犬は珍しい。
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担当部署:生涯学習課
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-73-1112
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