銅造誕生釈迦仏立像
県指定文化財 工芸品
この像は、昭和10年ごろ、平城の山王社(法華寺)付近から出土し、白鳳時代7世紀の作品と確認されている。
像高11.1センチメートルで、上方にあげる右手の大半を失い、両足は裳の下方の一部を残して欠失しているが、現存する彫刻面は、製作時の形をよく伝えている。
頭髪は、螺髪を無文のままとし、頭部は体躯にくらべ、かなり大きく、目鼻立ちは、タガネを入れてはっきりと刻み、仰月形の口元は古式の微笑をうかべるかに見える。
体はかなり細身で、よく引き締まっており、裳はその上端を紐でくくり結び目を立てている。細身の体にふさわしく襞を直線的に簡明にあらわし、光背用の枘が大きいなど古い形を残している。
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愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-73-1112
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