鹿島
県指定文化財 名勝
西海半島西先端の西方500メートルに浮かぶ周囲6キロメートル、面積1.3㎢の鹿島は、江戸時代には宇和島伊達藩の狩猟場であったことなどから自然がよく保存されており、陸域・海域併せて足摺宇和海国立公園に指定されている。
鹿島は黒潮分流の影響を強く受け、陸域ではホウライシダ、ケホシダ、オオバライチゴ、リュウキュウバライチゴ、モロコシソウなどの亜熱帯的な要素の強い植物や、希少なニッポンタチバナ、ケナシアオギリ・タブノキ・ホルトノキ群落等が植物地理学上重要視されている。また高知県沖の島と西海半島、由良半島にしか自生しないオキノシマテンナンショウやムサシアブミ・ナンゴクウラシマソウなどシカが食べない植物が多くみられることも異色である。
キュウシュウジカとニホンザルのように通年見られる動物のほか、天然記念物のカラスバトも立ち寄り、初夏のヒメボタルの大量発生も見ものである。
その他に、鹿島洞・三日月洞といった壮大な海食洞があるのも特色のひとつである。
海域では、イシサンゴ類、ウミトサカ類と熱帯魚が織りなす海のお花畑を楽しむことができ、海水浴やキャンプにも最適である。
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担当部署:生涯学習課
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-73-1112
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