平城貝塚
県指定文化財 史跡
平城貝塚は、愛南町中央部を流れ、御荘湾に注ぐ僧都川の右岸、平城地区にあり、明治24年、宿毛貝塚と同時に、高知県の寺石正路によって発見されたものである。
この貝塚は、「平城式土器」という「標式土器」で全国的に知られた、3500年前の縄文後期中葉の遺跡であり、昭和29年より現在まで、8回の発掘調査が行われている。
土器の外には、完全体を含む多くの人骨と、石器・骨角器・獣骨・魚骨・植物種子など、多くの出土物があり、貝で作られた装身具なども出土している。また、住居跡ではないかと考えられる遺構も発見されている。
この貝塚は、貝層約1メートル、南北約90メートル、東西約60メートルあり、多量の遺物と、中国・九州地方との関連を考えるうえで重要な遺跡である。
このページの情報発信元
担当部署:生涯学習課
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-73-1112
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-73-1112
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください