安住寺五輪塔
町指定文化財 石造美術
長月にある安住寺の墓地の五輪塔は、町内では最大級で、五輪塔として整っており、類例をみない見事さである。
石質は花崗岩で、高さ2メートル、地・水・火・風・空の五大をあらわす様式が完全で、破損らしい箇所もない。しかも東西南北の碑面には、梵字が彫られ、地輪には 法名を中心に右端上部にその出自が見られ、左端には施主の名を留め、建立の年記までそろった典型的なものである。
碑文には法名「月清妙円信女」とあり、蕨岡元次郎の娘、寛文2年9月22日遠山左兵衛藤原信成が供養主として、この塔を建立したとある。
町内に出土しない花崗岩を使用した墓石は、御庄領主の姫君のものとの伝説を生んでいる。
安住寺五輪塔
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担当部署:生涯学習課
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-73-1112
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